上の写真は時計を撮った写真です。
普通に撮影すると、文字盤の全てにピントを合わせる事は出来ませんが、深度合成を行う事で画面全体にピントの合った写真が得られるため、小物の撮影には大変有効な手段となります。
写真には被写界深度という避けて通れない法則があります。
特に接写時は、その被写界深度が極端に浅くなりピントをごく狭い範囲にしか合わせる事が出来なくなってしまいます。
しかしピントの位置をずらしながら複数枚の写真を撮影して合成する事で画面の手前から奥までピントの合った画像が得られます。
以前は手動でピント位置をずらして撮影したものをソフトで合成していたために大きな手間が掛かっていましたが、最近のカメラはこれを自動的に行ってくれる機能が搭載されている機種もあり、とても身近な物になって来たので、ぜひチャレンジしてみましょう。
作例1
作例2
作例 1と作例 2
通常撮影と深度合成で同じハチを撮影したもので、
深度合成を行事によって全身の毛にピントが来るように
なっています。
また、背景のボケには、ほとんど影響が出ていません。
作例3
作例4
作例 3と作例 4
冬に見付けたセミの抜け殻を季節感が分かるように
背景がはっきりするように深度合成を行いました。
※レンズの焦点距離や設定によって様々な表現が可能になります。
講師紹介
1969年東京生まれ。
沖縄の八重山諸島を主なフィールドとして教育用の動植物や自然写真を撮影する傍ら、広告写真も手掛ける。
幼少の頃から自然や昆虫に興味があった事もあり、 現在はライフワークとして蝶をはじめとする昆虫の飛翔写真にも力を入れている。
魚眼レンズとストロボを使用して撮影するワイドマクロの 手法を用いた昆虫写真で独自の世界を構築。
現在、オリンパスの写真投稿サイトFotoPus(フォトパス)の 虫コミュ管理人としても活躍中。SSP日本自然科学写真協会理事。
URL : http://www.h5.dion.ne.jp/~yaeyama/
開催概要
■日時:
3月19日(土)13:30-16:00
講師: 黒柳昌樹
■定員:12名程度
■場所 TIPクラスルーム2
■参加費:
一般 5,000円(税込)
写真教室生徒・卒業生 4,000円(税込)
TIP会員 4,000円(税込)
ファット.ext会員 4,000円(税込)
当日現金にてお支払いください。
■持ち物:
筆記用具
カメラは貸出いたします。
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■注意事項
※受付は自動返信にてご案内しています。自動返信メールが届かない場合は事務局までお問い合わせください。※キャンセルにつきましては下記のキャンセルチャージを申し受けます。開催の5日前からキャンセルチャージ(参加費の100%)が発生します。※自動キャンセルにはなりませんのでキャンセルの場合は必ず事務局までご連絡下さい。